FILTER MATERIALS

フィルター素材

エムスリーカーボン

※M3カーボンは、ソニー株式会社が開発した
高吸着性の炭素材料を採用しています。

国産モミ殻活性炭
M3カーボンの特性

国産のモミ殻を活性炭加工したM3カーボンの特性は、その優れた吸着性能です。素早い吸着性、持続性、多様な物質を吸着する適応性などがバランス良く備わっています。M3カーボンの原料は国産品です。原料の調達にかかる輸送費用の削減をはじめ、余剰資源の有効活用にも貢献。さらに、国内の製造拠点で高品質な素材が生産できるなど、多くの利点が挙げられます。

M3 CARBON ※M3カーボンは、TIG株式会社の登録商標です。

国産モミ殻の活性炭

特異なアスペクト比を持つ
理想的な形状

M3カーボンの粒子を電子顕微鏡で観察すると、特異なアスペクト比(長辺と短辺の比)を持つ細長い板状になっていることがわかります。こうした形状は水の抵抗を受けにくい性質があります。スムーズな水の流れを作り、水圧による圧縮を受けにくいため、結果として通水量は多く、目詰まりを起こしにくくなります。

吸着性能の決め手は
2〜50nmの「メソポア」

活性炭は表層の細孔で起こる毛管現象と界面現象によって対象物質を吸着します。細孔にはミクロポア(直径2nm以下)、メソポア(直径2~50nm)、マクロポア(直径50nm以上)の3種類があり、吸着が起きやすいのはメソポアと言われています。M3カーボンの表層にはメソポアを中心に全種類の細孔が揃い、優れた吸着性能を発揮します。

  • M3カーボン電子顕微鏡写真
  • M3カーボンのポアイメージ
  • もみがらイメージ

エコロジーニーズにも応える
新素材

近年、環境保全の観点から、カーボンニュートラルという概念が注目を集めています。植物由来の原材料を利用すること。製造や輸送で発生する二酸化炭素量を減らすこと。カーボン(炭素)をニュートラル(中立)に保つ努力を企業はより強く求められています。
M3カーボンは余剰植物であるモミ殻を有効利用し、国内の近距離輸送で原料を調達するなど、エコロジーに寄り添った新しい素材です。

ナノメンブレン

耐久性や安全性に優れた、
排水不要の多孔質平膜。

ポリプロピレン素材を主体にした多孔質平膜で構成しています。水圧に強く、浄水性能を長く持続できる優れた耐久性が特徴です。水質の安全性を考えて、成型工程で接着剤などの化学薬品を使用していません。RO膜(逆浸透膜)とは異なり、排水は不要なので、さまざまな環境での導入が容易になります。

多孔質平膜

特殊な膜で
不純物を取り除きます。

ナノメンブレンには0.014マイクロメートル(μm)の細孔が多数あります。小さな水分子は細孔を通過することができますが、大きな微粒子や金属イオンは通り抜けることができません。また、花粉、カビ、ウイルス、細菌などもこの膜でシャットアウトされます。

多孔質平膜

セラミックボール

水がもつ本来の機能を
引き出します。

厳選した天然の鉱石などを用途に合わせ水処理用のセラミックボールに加工。それぞれのセラミックボールが持つ特性を組み合わせることで、求められる最適な水質をご提供します。

多孔質平膜

遠赤外線放射率測定グラフ
(Model:TIG-BR3)

遠赤外線放射率測定グラフ